有明ねっとこむは20年以上続くパートナー。
同じビジョンと想いで市民サービス向上に取り組んでいます。

荒尾市役所様とは平成13年以降、20年以上のパートナーとして、自治体の情報化に取り組ませて頂いています。
今回は、「庁内無線化構築」についてお話を伺いました。

1. 概要

庁内ネットワークの構築・運用保守

国が示した「自治体ネットワークの三層分離」と「セキュリティ強化ガイドライン」に準拠した強度なセキュリティによる庁内ネットワークを構築し、運用保守するサービス。インターネット、基幹系ネットワーク、政府系インターネットを分離させつつ円滑な接続を実現し、また、庁内でのスムーズな情報共有を実現することで、業務を円滑化し、生産性を向上させる。

庁内無線化構築・運用保守

国が示した強度なセキュリティの中で構築した庁内ネットワークをすべて無線化するサービス。

WEB会議が日常となった現在、多くの自治体では「自治体ネットワークの三層分離」や「セキュリティ強化ガイドライン」に準拠すべく、インターネット接続専用の会議室でWEB会議を行っているが、荒尾市はこのサービスを導入したことによって、すべての回線が無線化され、高度なセキュリティの中でインターネット接続が実現でき、庁内のどこにいても、パソコン一つでWEB会議が行える環境が整備された。

2. 課題と効果

導入前の課題
職員の生産性を向上させたい
国の定める基準を満たしつつ利便性を高めたい
運用に係る職員の負荷を軽減したい
導入後の効果
国が示す要件に準拠した弊社独自の構成により、庁内無線化を実現。
どこでもWEB会議ができる環境が構築され、

職員の生産性向上市民サービスの向上を実現。

3. 選定のポイント

既存の構築・運用保守実績、および大幅なコスト削減効果

お客様インタビュー

荒尾市総務部 情報推進室
室長 黒江 さま

株式会社 有明ねっとこむ 担当者
営業部

 永池 真裕

荒尾市情報推進室ではどのような業務をされていますか?

黒江さま
わたしたちは情報ネットワークの運用、また、情報セキュリティの管理など、荒尾市の情報に係るすべてのインフラを管理しています。また、荒尾市の庁舎内ネットワークの無線化やDXなど、情報推進による生産性向上や市民サービスの向上にも取り組んでおります。

パートナーとして荒尾市の情報化に取り組む

有明ねっとこむのサービスを導入したきっかけを教えてください。

黒江さま
有明ねっとこむさんとは、平成13年以降、もう20年以上のお付き合いになります。自治体の情報管理体制は紙から電子に変化してきました。荒尾市は、その変化が始まった当初から、第三セクターとしてスタートしていた有明ねっとこむさんと一緒に情報化に取り組んでいます。

荒尾市では、庁内ネットワークの構築、保守、運用など、ほとんどすべての情報インフラについて、有明ねっとこむさんと一緒に考え、提案を頂きながら、整備してきました。当初から荒尾市の情報管理のパートナーとして、サポートを頂いているところです。

あらゆるコストの削減につながっている

なぜ、このように長くお付き合いが続いているのですか?

黒江さま
様々な理由があると思います。まず、導入時からのお付き合いですので、荒尾市の情報ネットワークを完全に把握して頂いています。例えば、国の基準が変わったり、新しい仕組みの導入を求められた時に、有明ねっとこむさんは最適なソリューションを提案してくれます。

また、費用が高額すぎたり、こちらからの相談を断られたりしたことはありません。当初から築き上げてきたこのような信頼関係は、あらゆるコストの削減につながっています。

さらに「情報技術によって、生産性を向上させること」や「セキュリティを高めつつ市民サービスを向上させること」など、情報推進における自治体のビジョンを共有し、同じ想いでソリューションに取り組んでくれているところも、関係が続いている大きな理由だと思います。

有明ねっとこむ:わたしたちは大牟田市、みやま市、荒尾市、福岡県、地元企業様等の出資による第3セクターとして設立され、情報通信技術と情報サービスにおけるお客様ニーズ変化に対応しながら、成長してきました。そのような中で、自治体とのビジョンの共有、ICTに関するコスト削減、ニーズにマッチしたソリューションの提案・構築・運用を心がけています。

自治体のネットワークについて、国の基準が変わるたびに、様々な変更を求められると思います。どのように対応されていますか?

黒江さま
国の基準の変更によって、セキュリティの基準だけでなく、ネットワーク自体の仕組みを変更する必要が生じることもあります。わたしたちは、その度に有明ねっとこむさんと一緒に、解決に向けて取り組んできました。

国の基準についての情報を共有し、現状の荒尾市のネットワークやシステムにおいて、どんな解決方法があるのか、一緒に考えていきます。その際、わたしたちから有明ねっとこむさんに、予算面や利便性などの観点から、難しいお願いをすることも多々あります。

しかし、どんな時でも、有明ねっとこむさんから「無理です」と言われたことはありません。長くお付き合いしてきた信頼関係があるからこそ、そういった対応をしてくださっているのかもしれませんが、当初から「NO」と言わず、どんなソリューションにも一緒に取り組んで頂いています。

20年以上のパートナーだからこそできること

庁内無線化構築について、庁舎内の評判はいかがですか?

黒江さま
コロナ禍によりWEB会議が一般化しましたが、庁内ネットワークやセキュリティなどの観点から、多くの自治体では、ZOOMやTeamsでの会議を、WEB会議専用の会議室を設けて行っている状況だと思います。

荒尾市では、生産性向上の観点から、有明ねっとこむさんと一緒に無線化構築のソリューションに取り組みました。庁舎内における全ての部屋のLAN接続環境など、お互いすべての状況を把握しておりますので、コストや利便性など、あらゆる面で、わたしたちにマッチしたご提案を頂きました。

現在、荒尾市庁舎内では、インターネット、基幹系ネットワーク、政府系ネットワークの三層を分離しつつ、インターネット、政府系ネットワークの接続を無線で行える環境を実現しています。これにより、職員はWEB会議の際に専用の会議室に行くことなく、自分のデスクや少し離れた空きスペースなどでWEB会議を行っています。

また、基幹系ネットワークにアクセスし、庁内の情報や資料を共有できるので、他部署の職員同士であってもパソコンだけを持って部屋に集まり、会議ができるようになりました。

民間企業であれば、ごく普通のことかもしれませんが、国の厳しい基準に沿ってネットワーク運用を行う必要がある自治体においては、珍しい光景かと思います。

様々な自治体が情報環境整備に取り組んでいらっしゃいますが、いち早くこの環境を実現できたのは、有明ねっとこむさんと一緒に取り組んできたおかげです。

近隣企業と目指すソリューション

黒江さま
自治体が情報化に関する課題に直面し、ソリューションの提案を求めた時、事業者によっては、「無理です」と言うこともあるだろうし、高額な費用を見積もりされることもあるだろうと思います。

しかし、有明ねっとこむさんは、わたしたちの声をしっかりと聞いてくれますし、決して「NO」と言わず、いつもわたしたちの声を反映した提案をして頂いています。ソリューションの費用面や技術面についても、わたしたちの目線に立って、わかりやすく説明をしてくれます。

有明ねっとこむさんのような企業が近隣にいらっしゃることは、わたしたちにとって、ありがたいことです。これからも、パートナーとして、ビジョンと想いを共有し、情報技術による生産性向上とセキュリティの強化、そして、市民サービスの向上に努めていきたいです。

有明ねっとこむさんのような企業が近隣にいらっしゃることは、わたしたちにとって、ありがたいことです。これからも、パートナーとして、ビジョンと想いを共有し、情報技術による生産性向上とセキュリティの強化、そして、市民サービスの向上に努めていきたいです。

有明ねっとこむ 永池
ありがとうございます。どうしても様々な理由で出来ないこともありますが、安易に出来る・出来ないと申し上げることは避けるようにしています。打合せを通して、目的を共有し、ご要望や提示されている基準の中で実現できることを模索しご提案することを心がけています。お客様に助けて頂きながら伴走させて頂いているような感じです。これまでに様々な場面で成長させて頂いたお返しが出来るよう、技術面は当然のことながらビジョン・想いを含めお役に立てるよう頑張ります。

お客様情報

荒尾市役所様

荒尾市は、熊本県の北西部に位置し、隣は福岡県大牟田市と接しています。
福岡・熊本両都市圏の中間にあり、鉄道や道路ネットワークが整っていることで都市部への通勤・通学がしやすいことや、コンパクトな市域の中に海・山・都市の環境が揃っているなど都市機能と自然のバランスがとれていることから、多様なライフスタイルを送ることができ、居住環境としても高い魅力を有しています。
また、市内には、西日本最大級の遊園地である「グリーンランド」のほか、世界文化遺産に登録された「万田坑」をはじめ、辛亥革命を成し遂げた孫文と深い親交のあった「宮崎兄弟の生家」や伝統的な焼き物である「小代焼」などの歴史的資源や伝統文化、ラムサール条約に登録された「荒尾干潟」など、世界に誇れる観光資源が揃っており、毎年約200万人の観光客で賑わっています。

所在地熊本県荒尾市宮内出目390番地
人口49,550人
職員数824人
所在地熊本県荒尾市宮内出目390番地
人口49,550人
職員数824人
導入頂いているサービス・庁内ネットワークの構築・運用保守
・庁内無線化構築・運用保守
・自治体情報システム強靭性向上モデル対応構築・運用保守
・ネットワーク三層分離
・αモデル構築・運用保守
・仮想シンクライアント環境サービス
・クラウドメール環境等サービス
・プロキシサーバ環境等サービス
・資産管理システム環境等サービス
・プライベートクラウドサービス(情報系サーバのクラウド運用)
・拠点間接続サービス(地域イントラ)
・RPA構築・運用
・内部対策セキュリティサービス(振舞い検知、不正通信遮断)
・広報業務包括委託(ホームページリニューアル・運用、広報誌取材、発行までの包括運用)
・教育委員会ネットワーク運用
・教育委員会校務システムクラウド環境提供

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